【ニューヨーク州ファミングデール19日(日本時間20日)発】男子ゴルフのメジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」最終日(ベスページ・ステートパーク・ブラックC=パー70)、6位から追い上げを狙った松山英樹(27=LEXUS)は2つのダブルボギーなどで77と崩れ、3オーバーの16位に終わった。初日から首位のブルックス・ケプカ(29=米国)が8アンダーで逃げ切り、大会2連覇を果たした。

 世界屈指の難コースがついに牙をむいた最終日、強風で多くの選手がスコアを落とすなか、松山は2番パー4でバーディーを先行させる上々の滑り出しを見せた。

 しかし、直後の3番パー3で第1打をバンカーに入れてボギー。5番パー4では2打目をグリーン手前の深いラフに打ち込み、痛恨のダブルボギーとした。

 スタート時点で8打差。「首位との差を考えると厳しくなった」と精神的にもダメージの大きいダブルボギーとなった。

 その後も、ティーショットがフェアウエーを捉えられず、9番からは3連続ボギー。終盤の17番パー3ではあと少しでホールインワンというピン直撃のショットからバーディーを奪ったが、前後の16番はダブルボギー、18番はボギーと反撃には至らなかった。

 最終的にはスコアを落としたが、メジャーでは久々となる優勝争いに近い位置での最終日のプレー。「いいショットも打てているので、これをどんな状況でも打てるようにしたい」。6月の「全米オープン」、7月の「全英オープン」で再びメジャー制覇に挑む。