【全米プロ】松山「70」好発進17位 “Vへの武器”取り戻した安定感!冴えるティーショット

2019年05月17日 12時00分

悲願のメジャー制覇へ、松山が調子を上げてきた(ロイター=USA TODAY Sports)

【ニューヨーク州ファミングデール16日(日本時間17日)発】男子ゴルフのメジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」(ベスページ・ステートパーク・ブラックC=パー70)初日、松山英樹(27=LEXUS)は5バーディー、5ボギーの70で回り、イーブンパーの17位と上々の滑り出しを見せた。今回は異例の3連戦で臨むメジャー。悲願の初制覇に向けて調子は上がってきた。注目のタイガー・ウッズ(43=米国)は2オーバーの51位。連覇を狙うブルックス・ケプカ(29=米国)が7アンダーで首位に立った。

 フェアウエーキープ率85・71%。ティーショットの安定感を取り戻した松山が難コースで躍動した。スタートの10番パー4では1打目、2打目をバンカーに打ち込んだものの、3メートルを沈めてパーをセーブ。続く11番パー4ではフェアウエーから残り140ヤードの2打目を4メートルにつけ、早々とバーディーを先行させた。

 しかし、そのまま順調には進まない。14番パー3で3パットのボギー。17番でもボギーとし、2オーバーで前半を終えた。「スタートは良かったけど、途中でバタバタしてしまった」。折り返しの1番パー4もボギーとし、一時は3オーバーまでスコアを落とした。

 反撃は続く2番から始まった。今回最も短いパー4で、残り130ヤードからの2打目を1メートルにつけてバーディー。4番パー5も2打目をグリーン手前のラフまで運び、バーディーを重ねる。

 さらに7、8番と1・5メートルのパーパットを沈めて迎えた最終9番パー4では2・5メートルを沈めてバーディー締め。イーブンパーにスコアを戻し「アンダーパーで回りたいという気持ちはあったけど、悪くないスタートだと思う」と前を向いた。

 連戦を避け、出場する各大会に向けて、万全の調整をするのが、松山のこれまでのスタイル。特にメジャーの前週に行われる試合は欠場することが多かった。

 ところが、今回は3連戦の3戦目という異例のスケジュール。そんななか、先々週31位、先週23位という順位以上に、試合を重ねながら尻上がりに調子を上げてきた。

 特にティーショットが好調。「曲がり幅が収まってきたのが結果につながっている」。初日は今大会前までツアー122位の60・86%だったフェアウエーキープ率を大幅にアップさせており、連戦という新たなトライが実を結びつつある。

 首位のケプカ、2位のダニー・リー(28=ニュージーランド)がビッグスコアで飛び出したが、ベスページ・ブラックは世界屈指の難コース。2002年の「全米オープン」では3アンダーで優勝したウッズだけがアンダーパーだった。

 コースセッティングや天候は大会ごとに異なるとはいえ、上位のスコアがこのまま伸びていくことは考えづらく、イーブンパーの松山も滑り出しとしては上々だ。

「ミスしたらいけないサイドにミスしたところがあったので明日は気を付けたい」。2日目はボギーを最小限に抑えつつ、上位進出のチャンスをうかがっていく。