女子ゴルフの国内メジャー「ワールドレディスサロンパス杯」最終日(12日、茨城GC東C=パー72)、黄金世代の一人、渋野日向子(20=RSK山陽放送)が71で回り、12アンダーでツアー初優勝を飾った。

 最終日は首位タイでスタートしたペ・ソンウ(25=韓国)とのマッチレース。首位に並んで迎えた16番でペがダブルボギーとしたのに対し、渋野はパーを重ねた。

 アマ時代に目立った実績はなく、黄金世代の中では地味な存在。「みんなとは別だと思っているので、これで追いついたとは思わない」。それでも、この世代のメジャー制覇は畑岡奈紗(20=森ビル)に続いて2人目。メジャーでの韓国勢の連勝を「5」でストップし、令和最初の女王の座に就いた。

 優勝賞金2400万円を獲得し、賞金ランキングは2位に浮上。6月末に同5位以内ならば「AIG全英女子オープン」出場権が手に入る。

「全英? 初耳なんですけど(笑い)。出てみたいですね」。シード獲得を目指してきただけに全英切符は想定外。「今までテレビは、見ていたのは主に男子の全英ですね。女子はあんまり見てなかったかな?」とイメージが湧かない様子だった。