【アジア太平洋女子アマ】3日目 単独首位・安田祐香 令和元年の世界切符つかみます

2019年04月28日 12時00分

安田のプレーには自信があふれていた(WAAP提供)

 ゴルフの「アジア太平洋女子アマ」3日目(27日、茨城、ザ・ロイヤルGC=パー72)、4打差の5位から出た安田祐香(18=大手前大1年)が67で回り、通算4アンダーで単独首位に浮上した。上がり4ホールで5つスコアを伸ばす大爆発で後続とは2打差。本領発揮となったゴルフ界のニューヒロインが描く「令和」の青写真とは――。

 直前の14番をボギーとし、通算1オーバーで迎えた15番パー4、安田がここから一気にスパートをかけた。残り136ヤードの2打目をピンにからめてバーディーを奪うと、続く16番パー5はフェアウエーから残り20ヤードの3打目にパターを選択。「下が硬くて、初日はSWがはじかれてオーバーしたので転がしました。PWと迷ったけど、安全にいこうと思って」(安田)

 この一打が決まってイーグル。この時点で首位に立つと、17、18番でも連続バーディーを奪い、後続を突き放した。バーディー、イーグル、バーディー、バーディーの驚異のフィニッシュに自ら「ビックリしました」。英語で行われた公式会見でも、ここは通訳に頼らず「アイム・ベリー・サプライズド」と快進撃をまるで人ごとのように振り返った。

 調子は決して良くないが、今月初めに男子メジャー「マスターズ」の会場で行われた「オーガスタ女子アマ」で3位に食い込んだことが、ここまでの結果につながっているという。「堂々とプレーできています。世界のトップの選手が集まった中で3位なので、技術に自信はないけど、気持ちの上で自信になりました」

 それでも、自信みなぎる姿はプレー中だけ。少し茶色くなった髪の毛について聞くと「大学生になったんでちょっとだけ染めました。そんなに明るくないですよね」とはにかんだ。

 優勝すれば「エビアン選手権」(7月)、「AIG全英女子オープン」(8月)と2つの海外メジャー切符が手に入る。「米ツアーに出たことがないので、いきなりメジャーになるけど、それもいい経験。出てみたい」ときっぱり。将来的には米ツアー挑戦を目指す安田には、大きなモチベーションとなっている。

「リードする展開は久しぶりだけど、いつも通りできたら結果はついてくる。追いかけるほうが好きだけど、優勝のチャンスはこっちのほうがあると思っています」

「大学1年」、参加した大会が「初の日本開催」「第2回大会」という状況は、憧れの松山英樹(27=LEXUS)が「アジアアマ選手権」(2010年)を制し、翌年の「マスターズ」切符をつかんだ時と同じ。安田もここから世界への扉を開く。