ゴルフの「アジア太平洋女子アマ」2日目(26日、茨城、ザ・ロイヤルGC=パー72)、最大瞬間風速12・2メートルの強風に雨と寒さが加わった難コンディションだったが、安田祐香(18=大手前大1年)が74をマークし、首位と4打差の1オーバー、5位に浮上した。首位には3アンダーでホン・イエウン(16=韓国)が立った。

 前日はトップが「64」だったのに対し、この日は安田の「74」がベストスコア。多くの選手がスコアを崩すなか、安田を支えたのはリンクスでの経験だった。

 一昨年9月の「デュークオブヤングチャンピオンズトロフィー」(英国・ロイヤルリバプールGC)では強風の中、3日間で「79」がベストスコアと大苦戦。「初めてのリンクスで、あの時は“こんなゴルフはもうしたくない”と思ったけど、同じような状況になったときに生きていると思う」

 絶好の位置で迎える決勝ラウンドについては「今はショットに全然自信がない。予選は通過したので、伸び伸びと結果は気にせずにできたら」。無欲の先にアジア女王のタイトルが待っている。