空前のウッズ・フィーバーが日本に上陸か

2019年04月16日 16時31分

【ジョージア州オーガスタ15日(日本時間16日)発】空前の“タイガー・フィーバー”が東京直撃!? 男子ゴルフで、メジャーでは初の逆転で14年ぶり5度目の「マスターズ」優勝を飾ったタイガー・ウッズ(43=米国)に来日の期待が高まっている。テレビマッチの開催、日本で初めて行われる米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」(10月24日~、千葉・習志野CC)、さらには来年の東京五輪…。完全復活を遂げたスーパースターが日本のファンの前に姿を見せるのはいつになるのか。

 腰の手術やスキャンダルを乗り越えたウッズの劇的Vには、米国中が大騒ぎだ。CNNテレビ電子版は「選手生命の危機だった腰の問題を克服した、最も偉大な復帰劇の一つ」とたたえた。

 ゴルフ好きで知られるドナルド・トランプ米大統領(72)もツイッターに「タイガー・ウッズを祝福したい。本当に素晴らしいチャンピオンだ!」「私は重圧の下で活躍する人が大好きだ。本当に偉大な男の、実に素晴らしい復活だ!」と興奮気味に投稿。一夜明けた15日にはウッズに直接電話をして祝福し、米政府が文民に与える最も名誉ある「大統領自由勲章」を授与する考えを伝えたとツイッターで明らかにした。「スポーツにおいて、そして、もっと重要なこととして人生において、信じ難い成功とカムバックを果たした」と理由を説明した。

 まさに“タイガー復活フィーバー”となっているが、この騒ぎが日本に上陸する可能性が高まっている。まずは今月初め、突然浮上したのが東京でのテレビマッチの開催だ。米ツアーと放映権契約を結ぶディスカバリー社幹部が明かしたもので、米誌「ゴルフ・ダイジェスト」(電子版)によれば、米国外で行う新たなテレビマッチシリーズの第1弾として、すでに計画が進められているという。

 試合形式などは未定だが、同社幹部は「ウッズは常に参加する」と明言している。昨年、賞金900万ドル(約10億円)をかけて行われたウッズとフィル・ミケルソン(48=米国)のマッチプレー対決のようなイベントを想定しているとみられる。

 さらに、米ツアー関係者は「テレビマッチの話は寝耳に水だった」としたうえで「日本でイベントを行うのなら、ツアー出場とセットにするのではないか」。米ツアーでは来シーズンとなる今年10月のアジアシリーズのタイミングに合わせて、テレビマッチを行うと推測する。

 世界選手権シリーズの「HSBC選手権」(中国)など、他にも候補となるトーナメントはあるが、日米ツアー共催で優勝賞金2億円と話題の「ZOZOチャンピオンシップ」も参戦の可能性は十分。実現すれば、日本でテレビマッチとガチンコ勝負の両方が楽しめる、ファンにとってはたまらない展開となる。

 また、ウッズは最新の世界ランキングで、12位から米国選手4番手となる6位に浮上した。五輪に出場できるのは各国最大で4人まで。最終的には来年6月22日付のランクで決定されるが、現時点で米国代表の圏内に入ったのだ。

 これを受け、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(65)は早くも「次は東京五輪出場に集中して。東京で会えるのを楽しみにしている」とツイートした。ウッズは昨年「米国のトップ選手の一員となれるところまで復活できたら快挙」と米国代表入りに興味を示しており、資格を得れば、出場の方向に進みそうだ。

 どんな形であったとしても、完全復活を遂げたウッズが来日すれば、大フィーバーとなるのは確実。その時が今から楽しみだ。