【ジョージア州オーガスタ14日(日本時間15日)発】今季メジャー初戦「マスターズ」(オーガスタナショナルGC=パー72)最終日、初出場の金谷拓実(20=東北福祉大3年)は78と崩れて5オーバーの58位。日本人では松山英樹(27=LEXUS)以来2人目となるローアマ獲得を逃がした。

「ウッズが優勝して、自分がローアマなら(表彰式で)一緒に映れるなあと思ったんですけど」。そんな思いとは裏腹に出だしの10、11番でいきなりの連続ボギーを叩くなど、ズルズルとスコアを落とした。

 そんななか、16番パー3では同組のブライソン・デシャンボー(25=米国)がホールインワン。「キレイに入ってましたね。後ろにいたんで抱きつかれました」。真っ先にデシャンボーとハグをしたのが金谷だった。

 今大会と同様、昨年の「アジア太平洋アマチュア」優勝の資格で、7月の「全英オープン」の出場も決まっている。「今度はもっと上位でプレーできるように準備したい」。次なる挑戦に向け、早くも気持ちを切り替えた。