【ジョージア州オーガスタ13日(日本時間14日)発】今季のメジャー初戦「マスターズ」3日目(オーガスタナショナルGC=パー72)、57位スタートのアマチュア金谷拓実(20=東北福祉大3年)が68の好スコアをマークし、1アンダーの39位に浮上した。松山英樹(27=LEXUS)も同じく68で3アンダーの25位。46位から出た小平智(29=Admiral)は73のラウンドで2オーバーの50位に後退した。

 ギリギリで予選を通過した金谷は「どんどんバーディーを取りたいと思っていた」と序盤から積極的にプレー。2、3番、8、9番と2度の連続バーディーを奪うなど、前半を5バーディー、1ボギーの「32」で折り返した。

 後半も12番パー3でカラーからの5メートルを沈めてバーディーが先行したが、続く13番パー5では「パーセーブできたのにミスしてボギーにしてしまった」。2打目をグリーン手前のクリークに打ち込んだが、水が少なく、泥の上から打てる状況。このラッキーを生かせず、3パットのボギーで勢いが止まった。

 ローアマ争いは2アンダーで31位のビクトル・ホブラン(21=ノルウェー)を1打差で追う展開。「自分がもっと上位でプレーすれば、(ローアマは)自然についてくる。最終日もどんどんバーディーを取りたい」。強気なプレーで、さらなるビッグスコアを狙う。

 注目の優勝争いは13アンダーでフランチェスコ・モリナリ(36=イタリア)が首位。これを復活優勝が期待されるタイガー・ウッズ(43=米国)、64をマークしたトニー・フィナウ(29=同)が2打差で追う展開となっている。