【マスターズ】ウッズ来た!完全復活へのタイガーチャージで1差6アンダー6位

2019年04月13日 14時01分

【ジョージア州オーガスタ12日(日本時間13日)発】今季メジャー初戦「マスターズ」(オーガスタナショナルGC=パー72)2日目、4打差の11位から出たタイガー・ウッズ(43=米国)が6バーディー、2ボギーの68と伸ばし、通算6アンダーで首位と1打差の6位に浮上した。14番ホールでは警備員に足を蹴られるアクシデントもあったが、大会5勝目&メジャー通算15勝目へ向けて週末が楽しみになってきた。

 ウッズをまさかの悲劇が襲った、かと思われたのは14番パー4だった。

 ここまで2つ伸ばしたもののティーショットを左の林に曲げる。だが残り159ヤードの2打目はフックをかけ、木の間を抜く技ありのショットを披露して8メートルに乗せた。

 その時だ。興奮してウッズに近寄ろうとするパトロンを制止するために急いで前に出た警備員が雨で濡れた地面に足を滑らせる。

 悪いことに“スライディング”した先にはちょうどウッズが歩いており、その右足を蹴ってしまった。

 不幸中の幸いだったのは、体重は左足に乗っており、蹴っとばしたのは空中にある右足で、転倒させたりするまでは至らなかったこと。それでも直後のウッズは足を引きずるしぐさをしたため、不安なムードが漂う。

 だがそんなそぶりを見せたのは一瞬だけ。グリーンに乗るとスライスラインを読み切ってバーディーを奪うと雄たけびを上げた。

 続く15番パー5ではティーショットを左に曲げて2打目はレイアップを強いられたものの、最後は10メートルのバーディーパットを決めて渾身のガッツポーズ。カップインしたボールを拾いに行く際の力強い足取りには、痛みをまったく感じさせなくなっていた。

 17番は2・5メートルのバーディーチャンスに付け、これを決めればトップに並ぶ状況だったが、ボールはわずかにカップ右を抜ける。

 18番も4メートルのバーディーパットを決めきれなかったが、首位と1打差の好位置で週末を迎えることになった。

 心配される右足の状態については「アクシデントがあったけど、問題ないよ」と話しており、ひと安心。

 この日はフェアウエーキープ率は50%にとどまりながらも、グリーンを外したのは2回だけで、パーオン率は全体1位というショットの切れを見せた。

 8番パー5で3パットのボギーを叩くなど、パット数が「30」を記録したが「入らなかったのは読みが悪かったのが原因。ストロークのミスはなくて、すべて狙ったラインに打てている」と、グリーン上の問題さえ解決できれば逆転は十分に可能といわんばかりの自信をみなぎらせる。

「マスターズ」で過去4勝のスコアを振り返ると、すべて初日が70台で2日目が60台で、今年と同じパターンだ。
“帝王”ジャック・ニクラウス(79=米国)の持つマスターズ最多優勝記録(6勝)に王手をかけるため、3日目はさらに伸ばしたいところだ。