【マスターズ】さあ逆襲だ 松山3連続ボギーの苦しいスタートも粘って9差63位 

2019年04月12日 14時00分

1番でリカバリーショットを放つ松山(ロイター)

【ジョージア州オーガスタ11日(日本時間12日)発】ゴルフの祭典「マスターズ」(オーガスタナショナルGC=パー72)が開幕し、松山英樹(27=LEXUS)は初日、3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75で63位発進となった。ティーショットが乱れて3連続ボギーの苦しいスタートだったが、粘り強いプレーでまとめ、首位と9打差。首位には6アンダーでブルックス・ケプカ(28)とブライソン・デシャンボー(25=ともに米国)が並んだ。

「パーを取れないんじゃないかと不安になった」というほど、松山の滑り出しは最悪だった。ティーショットが立て続けに右にそれ、まさかの3連続ボギー。4番パー3でも第1打をグリーン右手前のバンカーに入れるピンチを迎えた。

 優勝を目指す選手にとっては苦しいスタート。それでも、このバンカーショットを1メートルに寄せてパーをセーブすると、昨年に比べて40ヤード距離が延び、オーガスタ屈指の難ホールとなった5番パー4では2打目を6Iでピン横60センチにピタリ。「ピン方向に飛んだんでいいんじゃないですか」とぶっきらぼうに振り返ったが、スーパーショットで今大会初のバーディーを奪った。

 松山のエースパターはカギ型のネック(クランクネック)がついたピン型だが、初日はシャフトが直接ヘッドに挿入されたベントネックの新パターを使用。その効果もあってか、平均パット数(パーオン時)1・78、総パット数28とグリーン上ではまずまずの数字を残したが、この日はそこに至るまでのショットで苦しんだ。

「パープレーまで頑張って戻そうと思った」と、2オーバーで迎えた後半もいきなりつまずく。10番パー4では2打目をグリーン右の難しいバンカーに打ち込みダブルボギー。続く11番パー4もボギーとし、一時は5オーバーまでスコアを落とした。だが、その後は13、15番と2つのパー5でバーディーを奪い、なんとかカムバック。首位のケプカらは6アンダーとしたが、それ以下は大混戦で、松山もまだまだ上位が狙える位置で初日を終えた。

 巻き返しがかかる2日目に向けては「切り替えて頑張りたい。しっかりとアンダーパーで回って、チャンスがある位置に持っていけたらいいと思う」と逆襲のイメージを描いた。課題に挙げられるパッティングは好調。武器であるショットに本来の切れ味が戻れば、V戦線に加わる可能性は十分にありそうだ。