【マスターズ】ウッズ完全復活宣言 チケット高騰1万ドル超え

2019年04月10日 18時00分

練習ラウンドで調整したウッズ(ロイター)

【ジョージア州オーガスタ9日(日本時間10日)発】完全復活の準備は整った。11日に開幕する今季メジャー初戦「マスターズ」を前に、公式会見に臨んだタイガー・ウッズ(43=米国)は「自分のやり方で勝てる選手の一人に戻ってきた」と完全復活を宣言。周囲の期待も高まるばかりで、異常事態も発生している。

 3年ぶりの出場だった昨年はまだ手探り状態だったウッズが、自信を深めてオーガスタに帰ってきた。

 昨年9月のツアー最終戦「ツアー選手権」で5年ぶりの優勝を果たしたが、復活劇はそれで終わりではない。会見に臨んだウッズは「私はまだもっと良くなろうと、もっと勝とうと取り組んでいる」と貪欲な姿勢を強調した。

 昨季は「全英オープン」(6位)、「全米プロ」(2位)と2つのメジャーで優勝に肉薄。「過去12~14か月の間で状態はずっと良くなった。このレベルでプレーできることを自分自身に証明し、自分のやり方で勝てる選手の一人に戻ってきた」と完全復活を宣言。大会最多の6勝を誇る帝王ジャック・ニクラウス(79=米国)にあと1勝と迫る5度目のVに強い意欲を見せた。

 ウッズのカムバックに周囲のボルテージも上がっている。本戦4日間の観戦通し券に1万ドル(約111万円)の値をつけるインターネットの売買サイトもあるほど。昨年もウッズの出場で相場が20%ほど上がり、日本円で9000ドル(約100万円)を突破していたが、さらに高騰した格好だ。チケットの一般購入は抽選で極めて入手困難とはいえ、通し券の正規価格は昨年から据え置きの375ドル(約4万2000円)となっているのだから25倍超の金額は、ウッズがいてこそのものだ。

 英ブックメーカーは各社ともウッズの優勝を15倍前後に設定。今季好調の世界ランク3位ローリー・マキロイ(29=英国)が8倍前後で本命とされ、ウッズは同1位のジャスティン・ローズ(38=同)、同2位のダスティン・ジョンソン(34=米国)と並んで「対抗」の扱いだ。

 かつて群を抜く飛距離で他の選手を圧倒したウッズだが、現在のアドバンテージについては「私はさまざまな条件下でプレーする方法を学んだ。頭の中には優れた小さな図書館がある」と語る。まさに今のウッズの強みは経験。11年ぶりのメジャー制覇という歴史的瞬間に立ち会える可能性が十分にあると考えれば、1万ドルという超プレミアム価格も決して法外なものではないのかもしれない。

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