【ジョージア州オーガスタ7日(日本時間8日)発】男子ゴルフの今季メジャー初戦「マスターズ」(11日~)の前週に初開催された「オーガスタナショナル女子アマ」で、安田祐香(18=大手前大1年)が通算2アンダーの3位に食い込んだ。

「マスターズ」最終日を思わせる特徴的なピン位置だった2番パー5、16番パー3で安田はいずれもバーディーを奪った。

 2番の2打目は手前のエッジまで残り197ヤード。中央の花道から駆け上がったボールは傾斜に乗って、グリーン右端のピンに近づいていった。キャディーの指示通りの一打。「テレビで見て想像していたのと同じで“ホントだ”って感じでした」と5メートルのイーグルチャンスにつけた場面を振り返った。

 16番パー3は反対に右から傾斜を使って寄せていくのがセオリーのピン位置。「何度も見ていたので、イメージはしやすかったんですけど、引っ掛けてしまって…。ピンの方に飛んでくれて良かったです」。結果的にはピン奥2メートルにつけ、ギャラリーを沸かせた。

 大会期間中はオーガスタのクラブハウスでの1回を含め、4度のパーティーが開かれるなど、招待された女子選手たちはさまざまなもてなしを受けた。パーティー終了後、部屋に戻ると、思わぬサプライズ。ベッドの上には出場選手の記念品として、優勝トロフィーと同じティファニー製のアクセサリーが置いてあり、感激したという。

「絶対に日本では経験できない夢のようなコース」とオーガスタの印象を話したが、プレー以外でも夢のような時間を過ごしたようだ。