【ジョージア州オーガスタ6日(日本時間7日)発】「オーガスタナショナル女子アマ」最終日(オーガスタナショナルGC=パー72)、3打差の6位から出たアマチュア世界ランク16位の安田祐香(18=大手前大1年)は4バーディー、4ボギーの72で回り、2アンダーの3位と健闘した。日本との二重国籍でフィリピン代表として活動する笹生優花(17=代々木高3年)も同じく2アンダーの3位。優勝はジェニファー・カプチョ(21=米国)で10アンダーだった。

「ドキドキするし、ワクワクするし、楽しかった。興奮はマックスです」。アマチュアの大会とは思えない大ギャラリーの中、「マスターズ」の舞台であるオーガスタナショナルGCでプレーした安田は夢の一日をこう振り返った。

 国内ツアーの最終日最終組よりも緊張したという1番パー4はボギーとしたが、続く2番パー5では2オン2パットのバーディー。「(2打目は)エッジまで197ヤードで、そこに打てば寄っていくと言われました」。キャディーの指示通りのショットでイーグルチャンスをつくり、ギャラリーの大歓声を浴びた。

 一進一退の展開の中、終盤の16番パー3ではピンに一直線のショットで奥2メートルにつけてバーディー。「右から攻めるつもりが引っかけてしまって、ヤバって思ったけど、ピンに飛んでいったので良かったです」と苦笑いでこの場面を振り返った。

 次は25日からの「アジア太平洋女子アマ」(茨城)に出場。「スコアや順位は良かったと思うけど、内容は悪かったので、日本に持ち帰って今後に役立てられたらと思います」。その先にあるプロテスト(11月)も見据え、この経験をさらなる成長につなげる。