【ジョージア州オーガスタ5日(日本時間6日)発】初開催となるゴルフの「オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権」最終日(6日=同7日、オーガスタナショナルGC=パー72)に臨む安田祐香(18=大手前大1年)が練習ラウンドを実施。男子メジャー「マスターズ」(11日開幕)の舞台で有名な同GCで日本女子として初めてプレーした。

 前日までの予選は別の会場で行われていた大会。6位で決勝ラウンドに進んだ安田は午前8時のトップスタートで、10番から18ホールをラウンドし「テレビで見ていたコースを回れるのは信じられない。感動しました」。印象に残ったホールについては「8番パー5は花のいい匂いがして、キレイでした」と女性らしい感想を漏らした。

 午後には「マスターズ」に出場する男子選手の一部が会場入り。練習場では松山英樹(27=LEXUS)と顔を合わせる場面もあった。安田は2013年の国内男子ツアー「つるやオープン」で大会ボランティアを務め、松山のプロ初優勝を間近で目撃。その後は松山のような強い選手を目標にしている。「少しだけお話できました。つるや以来? そうですね。テレビでは何度も見てますけど」と6年ぶりの“再会”を喜んだ。

 初代女王の座をかけて臨む最終日に向け「この大会で勝てたらすごく注目されるし、歴史に名前も残るのでうれしいけど、そういうことはあまり考えずにいつも通り回れたらと思います」。アマ世界ランキング16位で「プラチナ世代」代表の美少女は、憧れの人との思いがけない対面を刺激に優勝を狙う。