【テキサス州オースティン29日(日本時間30日)発】男子ゴルフの世界選手権シリーズ「デルテクノロジーズ・マッチプレー」(オースティンCC)3日目は1次リーグの最終戦が行われ、1組の松山英樹(27=LEXUS)は世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(34=米国)に4アンド2で勝利。通算1勝1敗1分けで大会を終えた。

 試合はオールスクエアで折り返した後半に動く。ジョンソンは10番で1・5メートルを外し、11番パー3は池ポチャ。そして12番パー5は松山がイーグルを奪う。14番パー4もバーディーとした松山が4ホール連続奪取。すでに1次L敗退が決まっていたとはいえ、世界最強ゴルファーを圧倒する。

 14番はジョンソンが取り返したものの、引き分ければマッチの勝ちが決まるドーミーホールの16番パー5で、3オンさせた松山に対してジョンソンは3打目のアプローチをグリーンオーバーさせるミス。帽子を取って負けを認めた。

 1週空いて次は「マスターズ」。今大会は練習の好調が結果につながらなかったことに「そのギャップを埋めればもうちょっといいプレーができる」と話した。

 他組ではローリー・マキロイ(29=英国)が3戦全勝。タイガー・ウッズ(43)もパトリック・カントレー(27=ともに米国)を4アンド3で下し、2勝1敗で決勝T進出。両者は1回戦で対戦する。

 松山同様、1次L敗退が決まっていた7組の小平智(29=Admiral)はトービヨン・オルセン(29=デンマーク)に3アンド1で勝ち、1勝1敗1分けで大会を終えた。