2017年シーズンで引退した女子ゴルフの宮里藍さん(33=サントリー)が23日、パシフィコ横浜で開催中の「ジャパンゴルフフェア」で長兄の聖志(42)とトークショーを行い、来年の東京五輪・パラリンピックへの熱い思いを語った。

 契約するブリヂストンスポーツの親会社であるブリヂストンの「アスリート・アンバサダー」を務める藍さんは、同社が行う五輪&パラリンピック関連のイベントに参加している。

 そこでは、現役時代にはなかった異種目のアスリートたちと積極的に交流。この日は女子バスケット日本代表としてアテネ五輪に出場した大神雄子さん(36)と対面。「選手としても、引退しても活躍していることには影響受けているので、お会いできてうれしかったです」と話すと、聖志も「初めてお会いしたけど、熱い方でしたね」と、現役時代は攻撃的なプレーが売りでWNBA(米女子プロバスケット)に在籍した経歴もある大神さんとのトークを楽しんだ様子だった。

 また、東京五輪で見たい種目について聞かれると「とにかく何でも見てみたいです」と藍さんが話したのに対し、聖志は「室内での球技とか見てみたいですね」。さらには「パラリンピックも見てみたい」ということについては2人で声を合わせた。

 この日はジュニアゴルファーへのレッスンも実施。「楽しくないと続かない、というのが宮里家のやり方。いいところを見つけて、褒めてあげたい」(聖志)とのポリシーで、笑顔の絶えない指導をした。