今週の米男子ツアー「ファーマーズ・インシュアランス・オープン」(24日開幕、カリフォルニア州トーリーパインズGC)ではタイガー・ウッズ(43=米国)が今季初めてツアーに参戦する。腰痛で手術を繰り返すなどの故障を乗り越えて昨年9月の昨季最終戦「ツアー選手権」で劇的な5季ぶりの勝利を挙げて以来のツアー出場で、ウッズも「スタートするのが楽しみ」と意欲的だ。

 今大会では通算7勝。現時点で最後のメジャー優勝となる2008年の「全米オープン」を合わせ、8勝を挙げた抜群の相性を誇るコースで今季のスタートを切るとあって、ツアーも盛り上がり必至の舞台を用意した。

 予選ラウンドを一緒に回るのは、今季早くも2勝を挙げて年間ポイントランキング首位を走るザンダー・シャウフェレ(25=米国)と、今季の平均飛距離320・6ヤードでランク1位の飛ばし屋トニー・フィナウ(29=同)の2人。いまやベテランの域となったウッズが、次世代のスター候補相手にどんなプレーで対抗するのか、大きな見ものだ。

 米ツアーの優勝予想では7番手となったものの、ウッズが今大会に出場した過去17回の合計スコアは、なんと170アンダー。これをどこまで伸ばせるのか。さらに「ツアー選手権」に続く連勝となれば、ツアー通算81勝目。故サム・スニードの米ツアー最多勝利記録82勝に王手をかけることになり、この点も注目されるところだ。

 日本勢は松山英樹(26=LEXUS)と小平智(29=Admiral)が出場。2人は予選ラウンドを同組で回る。