日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長(56)が16日、昨年12月に放映権問題に絡んで中止と発表された3大会について「ポジティブに進んでおります」と復活開催が濃厚であることを明かした。3大会はいずれも日本テレビ系列の地方局が主催の「KKT杯バンテリンレディス」「中京テレビ・ブリヂストンレディス」「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で、放映権の一括管理を図るLPGAに反発していた。昨年末の日程発表で中止が発表され、選手や地元から開催を求める声が上がっていた。

 この日、日本ゴルフ協会など16団体が集まり、都内で行われたゴルフ新年会の後、取材に応じた小林会長は「めどが立ちそうなぐらい、いい感じで話をいただいて、私たちの考えに賛同いただいて話が進んでいます」と話し、3月のシーズン開幕までには合意できる見通しという。

 また、今季から実施を目指しているインターネット生中継(有料)について、同会長は「開幕からやれるように(配信)業者さんが決められるように…」と、複数の業者と交渉中とした。