【フロリダ州ネープルズ18日(日本時間19日)発】ゴルフの米女子ツアー今季最終戦「CMEツアー選手権」(ティブロンGC=パー72)最終日、通算6アンダーの12位から出た畑岡奈紗(19=森ビル)は6バーディー、2ボギーの68と伸ばし、通算10アンダーの9位に順位を上げたが、惜しくも日本勢初となる年間女王と年間ポイントレースのボーナス100万ドル(約1億1300万円)獲得はならなかった。

 初日は8アンダーの2位と最高のスタートを切ったが、2日目に13位まで後退。この日は4番で7メートルのロングパットを決めてバーディーで先行する好スタート。6番でも2・5メートルのバーディーパットを確実に沈めた。後半も16番では8メートルのロングパットでバーディーを奪い、最終18番はバーディーで今季を締めくくった。

 年間獲得賞金総額は140万ドル(約1億5400万円)を超え、賞金ランキングは5位となった。今夏の全米女子プロではプレーオフで敗れて2位に入っており「いい終わり方ができた。今年は初優勝ができ、目標が達成できた。攻めるゴルフが一年を通じてできたと思う」と畑岡は笑顔で語った。

 優勝は通算18アンダーのレキシー・トンプソン(23=米国)。他の日本勢は横峯さくら(32=エプソン)が通算5オーバーの58位、上原彩子(34=モスバーガー)が通算6オーバーの61位だった。