【フロリダ州ネープルズ16日(日本時間17日)発】ゴルフの米女子ツアー今季最終戦「CMEツアー選手権」(ティブロンGC=パー72)2日目、首位と1打差2位から出た畑岡奈紗(19=森ビル)はバーディーなし、4ボギーの76と波に乗れず、通算4アンダーの13位に後退した。首位は67で回って通算12アンダーとしたレキシー・トンプソン(23=米国)。他の日本勢は横峯さくら(32=エプソン)が通算イーブンパーの37位、上原彩子(34=モスバーガー)が通算3オーバーの59位につけている。

 8つのバーディーを奪い、ノーボギーだった初日とは一転、畑岡は表情を曇らせたまま18ホールのプレーを終えた。強風が吹く中、序盤は前日同様に我慢のゴルフでしのいだが、8、9番の連続ボギーで“決壊”。12番でもスコアを落とし、最終18番もボギーとして、前日のロケットスタートで暫定1位に立っていた年間ポイントランキングも、大会開幕前の4位に逆戻りした。

「昨日と比べて、一つもいいところがなかった。風もあって距離感を合わせるのが難しかった」と振り返ったが、フェアウエーキープ率は100%を記録したように、ショットは決して不調ではない。17、18番ではアゴの高いバンカーに入れながら、機転を利かせたショットでダメージを最小限にとどめた。「トップとの差は開いたけど、初日のようなゴルフができればいい」と巻き返しを誓った。