国内女子ツアー「三菱電機レディス」最終日(28日、埼玉・武蔵丘GC=パー72)は、2打差の2位からスタートした、ささきしょうこ(22=日本触媒)が68で回って通算12アンダーまで伸ばし、2位に2打差をつける逆転で今季2勝目。通算3勝目を挙げた。

「過去2勝はいずれも逆転だったので、もしかしたらと淡い期待を持ってスタートした」というこの日は、同組で首位発進の三ヶ島かな(22=ランテック)が1番でバーディー。自身はパーで「甘くはないな」と思った矢先に2番パー4でティーショットを左に曲げ、2打目もグリーンを大きくショート。アプローチも4メートルショートするピンチを迎えた。

 だが「追いかける選手が先にボギーを叩いたら(V争いから)脱落だな」と強気で打ち、ここをしっかりパーセーブしたおかげで「ティーショット、2打目、アプローチと全部ミスしてパーが取れたことで『勝てるかも』と思った」と手応えをつかんだ。

 続く3番で初バーディーを奪うと7、8番も連続バーディー。トップに立って折り返した後半も2バーディーを奪って堂々の勝利を収めた。

 先月の「スタンレー」V後は「(年間獲得賞金)を4500万円以上にしたい」との目標を掲げたが、この勝利で1440万円を稼いで5500万円近くまで伸ばし、あっさり達成。賞金ランクも12位まで上がったことで「トップ10を目指したいですね」と上を見据えた。

 今季のツアーは残り4試合。「あと1勝できるように」と貪欲にさらなる高みを目指す。