【国内女子ゴルフ】V逸4位号泣も…松田鈴英の好調を支える「クローグリップ」

2018年10月22日 16時30分

 ゴルフの国内女子ツアー「NOBUTAグループ・マスターズGCレディース」最終日(21日、兵庫・マスターズGC=パー72)、6打差の3位で出た松田鈴英(20=ニトリ)は一時首位に1打差に迫ったものの、72と伸ばせず通算8アンダーの4位に終わった。優勝は12アンダーのアン・ソンジュ(31=韓国)。

 首位に1打差で迎えた16番でボギー、17番でダブルボギーを叩き、初Vを逃した松田は「前半はいいプレーができていたのに、最後の3ホールまでに集中力を使い果たしてしまった」。報道陣に対応し、数十人のファンにサインをし終えると、クラブハウスの柱の陰で泣きじゃくった。

 それでも急成長は明らかだ。今季出場14試合目の「サントリーレディス」(6月)まで予選落ち5試合、棄権1試合で賞金ランキング77位だったが、その後の17試合では予選落ちが1度だけ。6度のトップ10入りで賞金ランク15位に浮上した。

 大きな要因は苦手だったパッティングの改善。「だいぶ狙ったところに打てるようになりました。それで少しは入るようになったのかな? まだまだですけど」。シーズン序盤から取り入れ、結果が出なくても、我慢して続けてきた新しい握り方(クローグリップ)が夏前からなじみ始めた。

「サントリー」終了時はパーオン時の平均パット数が1・939で99位だったが、現在は1・8468の58位。少しどころではなく入っている。

 これで目標の一つだった最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(11月22日開幕、宮崎)出場を確実にし、次のターゲットは初優勝。「この経験を生かして次は勝ちたいです」。今季の残り5試合でもう一度V争いを演じ、次こそは勝ち切るつもりだ。