畑岡奈紗 3連覇に立ちはだかる最強の壁=日本女子OP

2018年09月28日 13時00分

 ゴルフの国内女子メジャー「日本女子オープン」初日(27日、千葉・千葉CC野田C=パー72)、史上2人目の3連覇を狙う畑岡奈紗(19=森ビル)は71で回り、1アンダーの17位とまずまずのスタートを切った。だが、同じ組で回った柳簫然(ユ・ソヨン=28、韓国)が65のラウンドで7アンダーという圧巻の内容で単独首位。今夏、畑岡と死闘を繰り広げた世界ランキング4位の実力者が再び立ちはだかる格好となった。

 この日の畑岡は尻上がりに調子を上げた。12番で2つ目のボギーを叩いて2オーバーまでスコアを落としたものの「このコースはショットが曲がるとすぐにボギーになるので、2つまではしようがないという気持ちでいました」。スコアを落としても冷静さを保ち、逆襲につなげた。

 13番パー4で6メートルを沈めて1つスコアを戻すと、197ヤードと距離のある17番パー3では3UTで20センチにつけてバーディー。最終18番パー5は残り96ヤードから50度のウエッジで1・2メートルにつけ、連続バーディーで締めくくった。ショットの感触はまだ100%ではないが「最後の3ホールはピンに絡むショットが打てていたので、いい感触になってきたかなと思います」と手応えを感じさせた。

 だが、そんな粘り強い畑岡のゴルフは、柳のプレーの前にかすんでしまった。「最初の3ホールはティーショットがうまくいかず、こんなスコアが出るとは思わなかった」と振り返った柳は序盤で崩れていたタイミングをすぐに修正。その後は2~3メートルのチャンスを次々にものにし、最終18番では9メートルのバーディーパットを沈めた。元世界ランク1位で、米メジャーは「全米女子オープン」(2011年)と「ANAインスピレーション」(17年)を制した実力者が内容でも圧倒した。

 同組で1オーバーの38位発進となったアマチュアの安田祐香(17=兵庫・滝川二高3年)は「柳さんはFWで私の1Wのナイスショットぐらい飛ぶ。ラフから普通に打てるのは技術だと思うけど、見ていてもどうやって打っているのか、分からない。聞いても分からないかも」と力の差を感じた様子だった。

 今年7月の「全米女子プロ選手権」で畑岡は、優勝した朴城炫(パク・ソンヒョン=25、韓国)、柳と3人によるプレーオフで死闘を繰り広げた。米メジャー制覇は目前だったが、最初に脱落。朴と一騎打ちに持ち込んだ柳の強さを思い知らされた。「彼女(柳)はいつも安定しているので、自分のプレーに徹して、集中していかないといけない」という言葉にも力がこもる。

 2日目も同じペアリングでのラウンド。柳のプレーに気を引き締め直した畑岡が、今度は日本の女王の底力を見せつける番だ。