ウッズ 大逆転の年間総合Vへ首位発進=ツアー選手権

2018年09月21日 12時00分

ガッツポーズのウッズにギャラリーも熱狂した(ロイター=USA TODAY Sports)

【ジョージア州アトランタ20日(日本時間21日)発】ゴルフ米男子ツアーのプレーオフ最終戦「ツアー選手権」(イーストレイクGC=パー70)初日、年間順位ポイントランキング20位のタイガー・ウッズ(42=米国)が1イーグル、4バーディー、1ボギーの65で回り、5アンダーで首位発進した。選手生命の危機から復活を遂げ、スーパープレーを連発。大逆転での年間総合優勝も夢ではなくなってきた。

 5年ぶりに戻ってきた最終戦の舞台でウッズが雄たけびを上げた。最終18番パー5、2オンに成功して9メートルのイーグルパット。絶妙なタッチから出たボールは緩い下りのラインに乗り、カップに消えた。首位に浮上し、力強いガッツポーズ。喜びを爆発させると、大興奮のギャラリーからも喝采を浴びた。

 出だしの1番こそボギーを叩いたが、5番で7メートルを沈めてバーディーを奪うと、続く6番ではティーショットを左に曲げながらも2打目で挽回して連続バーディー。後半に入っても12番、14番でそれぞれ2打目を1・5、2メートルにつける抜群のショットでバーディーを重ねた。

 ヒザや腰の痛みから、昨年まで4度の手術を受け、完全復活どころか早期の現役引退までささやかれた。だが懸命にリハビリを続け、今年1月にツアー復帰。メジャーでも7月の「全英」で6位、8月の「全米プロ」では2位に入り、一時は600位台だった世界ランキングも21位まで上がった。「体は本当に良くなった。去年の今ごろとは全く違う」と喜びを隠さない。

 最前線に戻ってきたことで次の目標も生まれた。19日に行われた公式会見で「五輪は2年後。自分のレベル、健康を保って、その舞台に立ちたい」と2020年東京五輪の出場に意欲を見せた。体が動くようになって気力も充実している。

 現在ポイントランク1位のブライソン・デシャンボー(25=米国)が15位以下で、トップ6人も下位にとどまれば大逆転での年間総合優勝の可能性もある。そのためには通算80勝目となる優勝が絶対条件。「ここに戻ってこられてうれしい。全てのことを考えると大成功だ。サポートしてくれた方々のために、あと3日、全力を尽くす」。奇跡が現実になる瞬間は刻一刻と迫っている。