国内男子ゴルフの「ISPSハンダマッチプレー選手権」(埼玉・鳩山CC=パー72)は7日、準々決勝が行われ、賞金ランキング1位の今平周吾(25)は正岡竜二(35=グランデュール)に8アンド6と圧勝し、2016年賞金王の池田勇太(32)は木下裕太(32)を2アンド1で下し、2人が準決勝で激突する。

 池田と学年で1つ下の木下は同じ千葉のジュニアクラブで練習した“幼なじみ”。同じ「ユウタ」の名前を持つことから池田が「でかユウタ」、木下は「ちびユウタ」と呼ばれていたという。試合は序盤から池田がリードし、中盤に木下も追い上げたが、ツアー19勝の実力者が勝利を手にした。木下は「さすがは世界で戦う人。本調子ではないのにすごかった」と脱帽だった。

 16年の賞金王も昨年10月の「日本オープン」以来優勝から遠のいている。池田は「ミスを少なく、チャンスを決めて流れをつくっていく」と目の前のプレーに集中するが、4強入りした今大会で今季初勝利と節目のツアー20勝、さらに優勝賞金5200万円をもぎ取るはずだ。