男子ゴルフの「ISPSハンダマッチプレー選手権」(埼玉・鳩山CC=パー72)は5日、3回戦16試合を行い、賞金ランキング1位の今平周吾(25)、深堀圭一郎(49=フォーラムエンジニアリング)らが4回戦に進出した。

 シード選手として3回戦から登場した今平は星野英正(40)を5アンド4の大差で下した。5番パー5をイーグルとして流れをつかみ、次の6番から4連続バーディーを奪うなど6ホールを連取し、勝負を決定づけた。

 会場は実家から車で40分、高校時代は毎週のようにプレーした“ホーム”だけに「勝ちたいという気持ちはある」。今季は優勝こそないが、ここ5試合で4度の3位以内と安定感抜群だ。「一人ひとり倒していくしかない」と気合を込めた。

 深堀は3、4日の最終予選で「日本オープン」の出場権を獲得したばかり。先週から7日連続のラウンドとシニア入り目前のベテランには厳しいスケジュールながら、黄重坤(26=韓国)を4アンド3で破り「新しい階段を上り始めたかな」と充実した表情だった。昨年11月に左ヒジを痛め、今季はこれが4試合目。まだ上位には食い込めていないが、徐々に調子が上がってきたようだ。

 シード選手では昨年優勝の片山晋呉(45=イーグルポイントGC)、賞金ランク2位の時松隆光(24=筑紫ヶ丘GC)が敗退。先週初優勝の星野陸也(22)も3回戦で姿を消した。