【米ツアープレーオフ】松山1差5位発進 不調だった1か月前から急上昇

2018年08月24日 12時00分

ラウンド中にショットを修正した松山は好発進(ロイター=USA TODAY Sports)

【ニュージャージー州パラマス23日(日本時間24日)発】怪物の大逆襲が始まる。ゴルフ米ツアーのプレーオフシリーズが開幕し、第1戦「ノーザントラスト」(リッジウッドCC=パー71)初日に松山英樹(26=LEXUS)は5バーディー、1ボギーの67で回り、4アンダーの5位と好発進した。首位は5アンダーでジェイミー・ラブマーク(30=米国)ら4人。同シリーズ初出場の小平智(28=Admiral)は2オーバーの96位と大きく出遅れた。

 松山のホールアウト後の表情は、今後の大仕事を予感させるものだった。「今日は良かったと思います」。目指すものが高いがゆえに、普段はあまり自分を褒めない男が珍しく高評価を下した。前週の「ウィンダム選手権」の決勝ラウンドで64、65のビッグスコアを出し、上り調子で迎えたプレーオフ。ポイント1位で突入して6位に終わった昨季とは違って今季は76位からのスタートだが、勢いは比べものにならない。
 午前7時、しかも9番からのスタートと変則的な出だしだったが、難易度の高い9、10番をパーでしのぐと、11番パー3はティーショットがピン横2・5メートルにピタリ。12番パー4も2打目を3・5メートルにつけてスコアを伸ばすと、13番パー5では6メートルを沈めて3連続バーディーとした。17番パー5で3メートル、折り返しの1番パー4では5メートルのバーディーパットをねじこみ、リーダーズボードの一番上に立った。

 後半はショットが安定せず、2番からはティーショットが左、右と交互に曲がった。それでもボギーは5番の一つだけ。「ノーボギーでいけそうだったのでもったいなかった」と言うものの、6~8番の上がり3ホールではティーショットがフェアウエーをキープし、修正力の高さも見せつけた。

「球は(いいところに)ついているけど、手応えはよくない」と完全に満足する様子はないが「アイアンはよかった。今日のようなゴルフができれば、いいスコアで回れる。しっかり結果を残したい」と前向き。不調から自虐的なコメントを並べていた1か月前とはムードも激変した。

 30人が出場できる最終戦まで残り、年間王者となれば100万ドル(約11億円)のビッグボーナスを手にできる。松山の視線は確実にそこに向いている。