【国内男子ツアー】2か月半ぶり復帰の片山 ボクは何も変わらない

2018年08月23日 16時30分

笑顔でプロアマ戦に参加した片山

 ゴルフの国内男子ツアー「RIZAP・KBCオーガスタ」(23日~、福岡・芥屋GC=パー72)のプロアマが22日に行われ、プロアマ戦の不適切な応対のため処分を受け、今大会でツアー復帰の片山晋呉(45=イーグルポイントGC)が参加した。通常のプロアマではあり得ない多くの報道陣が集まり、片山の取材は日本ゴルフツアー機構(JGTO)の仕切りで行われる厳戒態勢。一方でプロアマを終えた片山は言葉を選びつつ「ボクは変わっていない。いつも通りです」と繰り返した。その胸中はいかに――。

「ナイス~」。スタートから好調な同伴アマチュアのプレーに、片山の声がコースに響き渡った。

 5月30日に行われた「日本ツアー選手権森ビル杯」のプロアマで招待客に不快な思いをさせたとして、JGTOから制裁金30万円と厳重注意の処分を受け、ツアー出場を自粛。片山にとってこの試合は2か月半ぶりの復帰戦だ。

 通常のプロアマであれば、報道陣が何ホールも同じ組について歩くことはほとんどないが、この日は記者、カメラマン合わせて20人ほどが片山組に同行した。さらに片山の取材は大会広報ではなくJGTOが仕切るなど、いつものツアー会場とは明らかに違う空気が流れた。

 それでも、過去にも片山とプレーしたことがある3人のアマチュアが入った組は和気あいあいとした雰囲気。ラウンド中には身ぶり手ぶりを交えて、アドバイスする場面も見られた。

「ラフからのアプローチとか、そんな話ですね。聞かれれば、アドバイスはしますよ。聞かれもしないのに、ボクのほうから言って『うるさい』って言われたこともありますから」。しかも片山は、この日の対応がいつも通りであることを何度も強調した。
「朝から皆さんがかなり優勝したいって言っていたんで良かったです」。この日のプロアマはスクランブル方式で行われ、片山組が15アンダーで優勝するというおまけも付いた。

 自粛期間中は慣れないスーツ姿であいさつ回りに忙しかったという片山だが、本来の居場所に戻り、落ち着いたのか「白髪が増えた?」という問いかけに「そりゃ心労ですよ」と笑顔で返す余裕の対応。復帰戦に向けての抱負を問われても「周りの環境は変わっているけど、ボクは変わっていないので、少しでもいいプレーを見せられればというだけです」ときっぱり言い切った。

 周囲の喧騒をよそに、その中心にいる片山だけがいつもと変わらぬ様子。これが賞金王に5度輝いた精神力なのか。騒動によるプレーへの影響はほとんどなさそうだが、果たして…。