【ミズーリ州セントルイス8日(日本時間9日)発】男子ゴルフの今季メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」(9日~、ベルリーブCC=パー70)の開幕を前に、初出場の宮里優作(38)は練習ラウンドで松山英樹(26=LEXUS)、アダム・スコット(38=オーストラリア)、ホアキン・ニーマン(19=チリ)とインの9ホールをプレーした。ここ数か月、腰痛に苦しんできたが、7月の「全英オープン」後に回復。渡米まで10日間、クラブを握らなかったこともあり「やっとスイングができるようになった」といい状態で開幕を迎える。

 優作のティーショットが落ちる270~280ヤードのエリアは上り傾斜で、それを越えると下りというホールがチラホラ。練習ラウンドでは「英樹~、どこまで行ってんのって感じでした」と苦笑いを浮かべた。

 松山はもちろん、スコットとは「全米オープン」でも一緒に練習ラウンドを行うなど、気心の知れた仲。今年プロになったばかりのニーマンとも会話が弾んだ様子で「(世界アマで)チリに行ったことがあるよと言ったら、彼も(トヨタジュニアで)日本に、名古屋に来たことがあるって。名古屋に住んでるって言っておきました」。リラックスした練習ラウンドとなったようだ。

 今週は3I、4Iにこれまでのクラブより「10ヤードほど飛ぶ」という中空タイプのアイアンを投入。まだ本来、優作が使用するグリップも刺さっていない状態だが、237ヤードの16番パー3など、要所で武器になりそうだ。