【オハイオ州アクロン3日(日本時間4日)発】男子ゴルフの世界選手権シリーズ「ブリヂストン招待」(ファイアストーンCC=パー70)2日目、連覇を狙う松山英樹(26=LEXUS)は3バーディー、3ボギーと1ダブルボギーの72とスコアを落とし、通算1アンダーで21位から37位に後退した。他の日本勢は時松隆光(24=筑紫ヶ丘GC)も37位。小平智(28=Admiral)は通算2オーバーの53位。市原弘大(36)は7オーバーで68位だった。71人が出場する今大会に予選落ちはない。首位にはジャスティン・トーマス(25=米国)など3人が通算11アンダーで並んだ。
 18番で1メートルのパーパットがカップに蹴られて外れたシーンが、かみ合わないこの日を象徴しているようだった。

「昨日より良くなってるので、期待してスタートした」(松山)2日目は1番のティーショットを左に曲げてボギー。最もやさしい2番パー5は2打目を大オーバーさせ、ラフにショートした後の4打目も“ちゃっくり”でボギー。3番で取り返したものの、7番ではバンカーから“ホームラン”させてダボ。前半で3つ落とした。

 前日にイーグルの16番パー5でチップインバーディーを奪ったのが数少ない見せ場だった。昨年は最終日に61のコースレコードタイを出して逆転V。来週のメジャー「全米プロ」につなげるためにも「ビッグスコアを出して、上位に加わって終わりたい」(松山)の言葉を現実にしたい。