【英国・リザムセントアンズ3日(日本時間4日)発】女子ゴルフのメジャー第4戦「全英リコー女子オープン」2日目(ロイヤルリザム・アンド・セントアンズGC=パー72)、比嘉真美子(24=TOYO TIRES)は1イーグル、4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り通算9アンダーとして2位を守った。通算10アンダーのポルナノン・パットナム(28=タイ)が首位。他の日本勢は岡山絵里(22=ニトリ)が通算1オーバーの55位で決勝ラウンドへ進出したが、畑岡奈紗(19=森ビル)は5オーバー。横峯さくら(32=エプソン)は8オーバーで予選落ちした。

 初日に66で2位発進した比嘉の勢いが止まらない。残り200ヤード強だった6番パー5の2打目は「長所を生かさないといけない。ショットが得意だと思っているので、迷わず2オンを狙った」と攻めてグリーンに乗せ、イーグルを奪うと思わず白い歯がこぼれた。

 17番パー4では2打目を左の茂みに打ち込み、大勢で捜索したが見つからずにロストボールでダボ。それでも「リンクスコースなのでブッシュもあり、ロストの可能性があると最初から思っていた。もったいなかったが、想定内」と冷静だ。
 一時は単独首位に立つなど、1977年「全米女子プロ」での樋口久子(72)以来のメジャー制覇の夢もちらつく展開に「優勝するためには楽しむことが一番の鍵」と話した。