【ニューヨーク州サウサンプトン14日(日本時間15日)発】今季のメジャー第2戦「全米オープン」(シネコックヒルズGC=パー70)初日の首位は1アンダーの4人。その中のひとり、2年前の覇者、ダスティン・ジョンソン(33=米国)の好スコアの裏には丸山茂樹(48=セガサミーHD)の“アシスト”があった。

 4、5番で連続バーディーを奪った後の6番パー4でハプニングは起きた。ブッシュに入ったジョンソンのボールが全く見つからない。同組のタイガー・ウッズ(42=米国)やラウンド解説の青木功(75)。周囲にいた関係者10人以上が協力しても探し出せない。

 この状況で的確に動いたのがスタジオでテレビ解説していた丸山だった。VTRで落下地点を把握すると現場のスタッフに「もっと右」「今タイガーがいる辺り」と細かく指示したおかげで、すっぽり埋まったボールは発見された。

 ここはボギーとしたが、ロストボールになっていたらもっとスコアを落としていた可能性が高い。

 丸山は前回シネコックで開催された2004年大会で2日目まで首位に立ち、最終的に4位。やはりコースとの“相性”がいいところを発揮した。