【全米オープン】松山5オーバー6差46位発進にも「悪い位置じゃない」

2018年06月15日 14時00分

13番でバンカーショットを放つ松山(ロイター=USA TODAY Sports)

【ニューヨーク州サウサンプトン14日(日本時間15日)発】今季のメジャー第2戦「全米オープン」(シネコックヒルズGC=パー70)が開幕。昨年2位の松山英樹(26=LEXUS)は1バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75で、5オーバーの46位と出遅れた。グリーン上で苦しみ、出だしの7ホールで4オーバーとつまずいたものの、その後は粘り強いプレーで明日以降につながるゴルフを見せ、メジャー最高成績をマークした昨年の再現に期待がかかる。他の日本勢は星野陸也(22)が9オーバー、小平智(28=Admiral)は11オーバー、秋吉翔太(27=ホームテック)は12オーバーといずれも苦戦を強いられた。首位は1アンダーのダスティン・ジョンソン(33=米国)ら4人。

「こんなに打つ内容じゃないのにな」。2004年の前回開催時には、初日のアンダーパーが2人だけだった難コースに、強風が吹き荒れる厳しいコンディション。松山にとっては手応えがスコアに直結しない一日となった。

 スタートの10番パー4では3・5メートルのパーパットを沈め、まずまずの滑り出し。続く11番パー3はボギーとしたものの、12番パー4の第2打を3メートルにつけ、すぐにスコアをイーブンに戻した。

 しかし、ここから苦しいホールが続く。13番パー4でバンカーからの第3打を寄せ切れず、ボギーとすると、15番パー4でも3メートルのパーパットが決まらず、早くも3つ目のボギーを叩いた。

 さらに16番パー5ではグリーン右のバンカーからの第4打を80センチにピタリと寄せたが、続くパーパットがカップの左を通過し、1メートルオーバー。返しのボギーパットも外して、痛恨のダブルボギーとしてしまう。

 13~16番の4ホールで4オーバー。首位が1アンダーとスコアが伸びていないとはいえ、あっという間に上位陣の背中が遠のいた。

 後半の7番パー3も3パットのボギーとした松山は「このコースは前の人のラインを参考にしても意味がないのかな」と首をかしげる。惜しいバーディーパットもあったが、ことごとくカップの手前でラインを外れた。

 一方でティーショットには光明が見えた。使用予定だった1Wのヘッドが開幕前日に割れるアクシデントに見舞われ、ほぼぶっつけ本番で新しいクラブを実戦投入することとなったが、フェアウエーを外したのは3回だけ。その内訳も「アイアンで2回外しているので、それが痛かった」と言うように、1Wはそれだけ安定している。

 2日目以降、巻き返しを図りたいところだが、ビッグスコアで一気に差を詰められるコースではない。「1つずつでも縮めていきたい。3日間、1つずつ縮められれば、悪い位置じゃないと思う」

 ここから1アンダーを3日続けたとすると、トータル2オーバー。それでも上位争いに食い込めるほどの厳しい条件というわけだ。

 昨年大会はメジャーでは自己最高の2位に食い込んだ。だが初日は首位と9打差の82位からのスタートだった。

 究極のサバイバルレースはまだ終わったわけではない。今年の松山の「全米オープン」はここからだ。