女子ゴルフの国内ツアー「宮里藍サントリーレディス」初日(7日、兵庫・六甲国際GC=パー72)、有村智恵(30=日本HP)が8バーディー、1ボギーの65をマーク、7アンダーの2位と好スタートを切った。

 昨年、引退した東北高の先輩、藍の名を冠した大会をバーディーラッシュで沸かせた。藍の国内最後の大会となった昨年は予選落ち。「いい姿を見せたい」と有村の今大会にかける思いは強かった。

「本当に努力の人だった。生活もゴルフもそこまで完璧を求めるか、というところに感銘を受けた」。2013年から藍を追うように米ツアーに参戦するも、思うような結果は残せずに帰国した。日本ツアーに復帰してからもシードを取れず、苦戦続きだが、今シーズンはここまで賞金ランキング32位とまずまずの成績で復調気配も漂い始めた。

 同じく7アンダーの2位には先週優勝の大山志保(41=大和ハウス工業)。ベテランの復活劇は大いに刺激になった。「私もしっかり結果を残したい」。大山に続き、そして尊敬する藍の前で約6年ぶりの復活Vを目指す。

 首位はジョン・ジェウン(29=韓国)で8アンダー。2打差を追う6アンダー、4位には勝みなみ(19=明治安田生命)ら4人がつけた。