【日本プロ選手権】石川遼会長の大胆集客策

2018年05月10日 16時30分

 目指すはゴルフ場のお祭り化――。男子ゴルフの国内メジャー初戦「日本プロ選手権」(10日開幕、千葉・房総CC房総)では、観客増のために「入場無料のジュニア(高校生以下)1人につき、大人が2人まで無料」というシステムが採用された。通常の「ジュニア無料」あるいは「大人(有料入場者)1人につきジュニア2人まで無料」といったやり方とは真逆の斬新な試みだ。

 選手会長の石川遼(26=CASIO)は「他も続いてくれるようなトーナメントがあれば」との思いを語った。理想とするのは「町のお祭りをゴルフ場(トーナメント会場)でやること」。プラスチック製のクラブやボールでプレーするスナッグゴルフで、経験のない人がゴルフに触れる機会をつくるのもいい。あるいはゴルフに関係ない、子供が楽しめる“遊び場所”があってもいい。

「なんだかゴルフ場でお祭りやってるみたいだから『行ってみたい』と思ってもらえるのが理想です」(石川)

 いくら子供が「行きたい」となっても、保護者が何千円もするチケットを買う必要があるとなると二の足を踏むケースも多い。今週の「日本プロ」は開催コースの判断で「ジュニアに同伴する大人無料」となった。稼ぎとなるチケット代をあえて“放棄”するだけに、なかなか「続く」ことはできないかもしれないが、まずはゴルフ場に足を運んでもらうきっかけづくりにはなる。石川は「ゴルフ界が一体になって考えないと」という。

 同大会には2年ぶりの出場。これまで予選通過がわずか1度と苦手としているが「縮こまったプレーはしないように。コース(に合わせて)攻略をするのではなく、自分のスタイルで挑んでいきたい」と強気。コースの内外で国内ツアーを引っ張るつもりだ。