昨年4月に現役を引退したフィギュアスケートの元世界女王・浅田真央(27)がフィギュア界の行く末を占った。

 16日は都内で、自身が初めて総合演出を手掛けるアイスショーの全国公演「浅田真央サンクスツアー」の開催を発表した。真央自身はこのショーで「スケート人生の集大成」を迎える一方で、現在のフィギュア男子は「4回転時代」と呼ばれるほど4回転ジャンプが大きな比重を占めている。ネーサン・チェン(18=米国)、金博洋(20=中国)とともに4回転時代をリードしてきたソチ&平昌五輪金メダルの羽生結弦(23=АNА)は、前人未到の4回転半ジャンプ挑戦まで表明した。

 この潮流を受けて真央は「今後もフィギュアは進化していく。いつかは5回転時代も来るだろうし、見てみたい」と本紙に“予言”。理論上は可能とされる「5回転ジャンプ」を駆使する時代もやって来るというのだ。

 真央自身は「全国各地に行って、感謝の気持ちを自分の滑りで伝えたい」と、アイスショーで5~11月に全国10か所を回る予定。新時代を迎えた時、国民的ヒロインはフィギュアにどう関わっているのだろうか。