【韓国・江陵17日発】平昌五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を果たした羽生結弦(23=ANA)、銀メダルの宇野昌磨(20=トヨタ自動車)がメダルセレモニーに臨み、最高の笑顔を見せた。

 銅メダルのハビエル・フェルナンデス(26=スペイン)に続き、国際オリンピック委員会(IOC)委員で日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(70)からメダルを首にかけてもらった宇野は、かすかに笑みを見せて観客に手を振った。

「オリンピックチャンピオン」とコールされた羽生はジャンプで表彰台に上がると、喜色満面。今大会初めて流れる「君が代」は、金メダルを握り締めながら斉唱した。

 セレモニーを終えた羽生は「やっぱり首にかけていると重みがあるし、実感が湧く。頑張ってきて良かったと思う。自分自身で真ん中に掲げた国旗は(ソチに続いて)2回目だけど、感慨深いものがある」と感激の面持ち。「自分の人生史上、一番幸せな瞬間を過ごさせてもらってます」と表現した。

 宇野は「いつか羽生選手のように憧れとなれる存在になりたい」と目標を掲げ、満足感に浸った。