【韓国・江陵16日発】平昌五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)、羽生結弦(23=ANA)に続くもう一人の日本のエース、宇野昌磨(20=トヨタ自動車)は団体戦SPに続いて大きなミスのない演技を披露し、104・17点で3位につけた。

「今シーズンの中では一番気持ちの高ぶりがあった」。感情をそれほど表に出さない宇野にしては珍しく最後にガッツポーズ。冒頭の4回転フリップ、トーループの連続ジャンプの成功に続き、やや乱れたトリプルアクセルの着氷もなんとか踏ん張った。

 満足感はあるものの「ステップでつまずいたり、小さなミスは多かった。完璧ではなかった」と反省。緊張感や気持ちの高ぶりで「体が動き過ぎていた」と振り返った。

 表彰台の一番上が狙える点差だが「僕の精一杯は出せた。羽生結弦選手という大きな存在の後ろで精一杯頑張りたいと思います」。演技後は反動で一気に気持ちが静まったのか、妙に控えめだった。