【フィギュア】団体はミス連発でメダル逃し5位

2018年02月13日 16時30分

納得いく演技ができなかった坂本は悔しそうな表情

【韓国・江陵12日発】フィギュアスケート団体で日本は5位に終わり、メダル獲得はならなかった。

 最初に登場した男子の田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)はジャンプでミスを連発。予定していた3つの4回転ジャンプをすべて失敗。続く女子の坂本花織(17=シスメックス)も冒頭の連続ジャンプが単発になったうえ、回転不足をとられる苦しいスタートとなった。「最初がああなると、どこでリカバリーしようかと考えてしまう」(坂本)。スピン、ステップでレベルを取りこぼすなど、昨年末からの勢いは見られなかった。

 坂本は9、10日と選手村を離れてソウルで調整。「見失いかけていた自分のジャンプが戻ってきた」と話していたが「本番でポカーンとなってしまった」。初の五輪での演技で緊張があったとはいえ、個人戦に向けても不安を残した。

 すでに5位が確定して迎えたアイスダンスでは村元哉中(24)、クリス・リード(28)組(木下グループ)もリードの転倒などで精彩を欠いた。順位や得点はともかく、この日の日本チームは誰一人、本人たちが納得する演技ができなかった。

 全体を振り返っても、実力通りの演技を見せたのは初日(9日)の男子ショートプログラム(SP)で1位だった宇野昌磨(20=トヨタ自動車)だけ。ショートで好調だったカップル種目もフリーでは低迷。女子SP(11日)の宮原知子(19=関大)も2つの回転不足で得点は伸びなかった。

 チームを預かる小林芳子監督(62)は試合後、報道陣の前に姿を見せず、日本オリンピック委員会(JOC)を通じてメールで「最低限の目標としていたフリー進出は達成できたが、順位としてはソチ五輪同様5位に終わりました(以下略)」と談話を発表するにとどまった。

 本来は個人種目のフィギュアスケートだけに、団体戦は仲間の応援やチームメートの演技でその後の選手の流れができる。羽生の不在が日本チームの低調を招いたことは否めないが、裏を返せば羽生の復活があれば、その後に登場する宮原や坂本にも好結果をもたらすかもしれない。