フィギュアスケート団体男子ショートプログラム(SP)が9日、行われ、日本の宇野昌磨(20=トヨタ自動車)は103・25点で1位となり、日本は10点を獲得して首位につけた。

 最終滑走で登場した宇野は冒頭の4回転フリップでバランスを崩したものの踏ん張り、続く4回転―3回転の連続ジャンプ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をきれいに決めて得点を伸ばした。

 五輪デビュー戦で堂々とした演技を見せた宇野は「五輪ということで特別な緊張があるかと思ったが、そうではなく最後まで自分の演技ができた。最初のジャンプで失敗したにもかかわらず、これだけ点が出たのは今日までの練習の成果だと思う」と手応えを口にした。

 ライバルはミスが相次ぎ、精彩を欠いた。米国のネーサン・チェン(18)はジャンプの失敗が相次ぎ、80・61点と得点を伸ばせず4位。カナダのパトリック・チャン(27)もジャンプが決まらず81・66点で3位だった。