平昌五輪代表の最終選考会を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)女子ショートプログラム(SP)が21日行われ、紀平梨花(15=関西大KFSC)はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決め、66・74点の5位につけた。

 ジュニアのSPではトリプルアクセルが禁止されているため、今回が初挑戦だったが見事に成功。紀平は年齢制限により平昌五輪には出られないが「直前の練習が良かったので、緊張感もなく本番につながった。すごくうれしいし、自信になる」と振り返った。

 一方で終盤の3回転ルッツは2回転に。「すごくリラックスした分、力が入らなかった。ノーミスで終えたいという思いが足りなかった。この悔しさをぶつける」と、唯一のミスを反省し、23日のフリーでの巻き返しを誓った。