ストイック女王は健在だ。フィギュアスケートの元世界女王・浅田真央(27)が8日、都内で化粧品メーカー「アルソア」のイベントに出席した。16歳の時から同社の洗顔せっけん「クイーンシルバー」を愛用中。「常に一緒にいる存在で、手放せない」と愛情たっぷりに話した。

 現役時代に「修行僧」「練習の鬼」の異名を取った真央は、引退後もアスリート魂を燃やしている。現在、12月のホノルルマラソンに向け練習中で、関係者によれば現役時代同様、練習に熱が入りすぎることもしばしば。正しいフォームを身につけてからの方が体への負担も減るため、トレーナーから「今のうちからあまり走りすぎないように」と注意を受けているという。9日には20キロ走に初挑戦し、徐々にフルマラソンへギアを上げていく。

 来年2月の平昌五輪を目指す現役選手へは「一日を大切に自分のできることを悔いなく終えれば、自信にもなる」とエール。さらに「たくさんの女子選手にトリプルアクセル(3回転半)に挑戦してもらいたい。4回転の時代にもなると思う。大技でフィギュア界を盛り上げていったらいいと思う」と期待した。