フィギュア「ジャパンOP」フリー14点差 三原と真凜の明暗

2017年10月08日 16時30分

会心の演技で国内最高得点をマークした三原

 フィギュアスケートの団体戦ジャパンオープン(7日、さいたまスーパーアリーナ)、日本は614・93点で2位に終わった。注目された女子の三原舞依(18=シスメックス)、本田真凜(16=大阪・関大高)はともにフリーの自己ベストを上回る演技を見せたが、結果は出場6選手中2位と5位。しかも2人の間には14点以上の差がつき、五輪代表枠を争う2人の明暗が分かれた。優勝は女子世界女王エフゲニア・メドベージェワ(17=ロシア)らの欧州で615・35点だった。

 平昌五輪の女子の代表枠は2つしかない。左股関節疲労骨折からの復帰が遅れているとはいえ、全日本選手権3連覇中のエース宮原知子(19=関大)を“当確”とすれば、残りは1枠。これを争うと見られるのが、昨季の四大陸選手権を制した三原と今季シニアデビューした本田だ。

 先月のオータム・クラシックでは不本意な出来に終わった三原は、ミスのない演技で非公認ながらも147・83点と日本歴代最高でもある自己ベスト(146・17点)を上回る高得点をマーク。「演技中に観客席を見るのが目標だった。上の方まで表現が伝わればいいと思った」と課題の表現力向上を意識していたという。

 対する本田は連続ジャンプのミスを終盤でリカバリーしたものの、得点は伸びず133・41点の5位。「ジュニアのころはこの演技で満足していたかもしれないけど、シニアでは通用しない。まだまだだなと思う」と悔しさをのぞかせた。

 会見では反省の言葉ばかりが口をつき「あっ(質問は)良かった点でしたよね」と苦笑いする場面もあったほど。「自分がノーミスの演技をしたらどんな成績になるのか分からないので、今は目標がない。目標を持たずに楽しめばいいのか、目標を持ったほうがいいのか、これから考えたい」とシニア1年目の難しさも明かした。

 三原も以前は“2年目の怖さ”を口にしていたが「オータム(クラシック)で1試合経験したのでもう大丈夫。怖さはまったくない」。世界女王のメドベージェワには及ばなかったが、昨季の世界ジュニア女王アリーナ・ザギトワ(15=ロシア)や当面のライバルと見られる本田を抑えての2位で自信を深めたようだ。

 代表選考会を兼ねた全日本選手権(12月、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)までは2か月強。フリーだけでついた14点の差は埋まるのだろうか。