今年4月に現役を引退した、2010年バンクーバー五輪フィギュアスケート女子銀メダリストの浅田真央さん(26)が29日、大阪市内で自身が座長を務めるアイスショー「THE ICE(ザ・アイス)」に出演した。

 今回が現役引退後初のショーで、ファンの前で演技するのは昨年12月の「全日本選手権」以来。姉の浅田舞(29)、高橋大輔さん(31)ら現役を引退したスケーターから、宇野昌磨(19=トヨタ自動車)や宮原知子(19=関大)といった現役選手も参加し、会場となった大阪市中央体育館は満員の観客の熱気に包まれた。

 ショーでは出演者が過去の真央プログラムを披露する“真央メドレー”などが披露された。

 久しぶりの演技を終えた真央さんは「お客さんがたくさん来てくれて、たくさんのスケーターの方も来てくれたのですごくうれしい。緊張していて思うように滑れなかったけど、自分がここまでこれたのはたくさんの応援があったからで、感謝の思いを滑りに込めた」と語った。

 気になる今後については「このショーが終わってからが新たなスタート。いろいろ頭の中ではグルグルしているけど、まだはっきりしていない。どんなこと? 秘密です」と多くを語らなかった。

 同ショーは大阪市内で30日と31日にも行われ、8月4~6日には名古屋市内で開催される。