【フィギュア国別対抗戦】羽生に意外なライバル

2017年04月24日 16時30分

エキシビジョンで演技する羽生

 フィギュアスケート国別対抗戦最終日(23日、東京・代々木第一体育館)、3大会ぶり2度目の優勝を果たした日本チームの羽生結弦(22=ANA)らがエキシビションで観客を沸かせた。来季はいよいよ平昌五輪シーズン。フィギュア解説者の杉田秀男氏(82)は羽生を金メダル最右翼としたうえで、新ライバルの出現を予言した。

 

 今季最終戦。初日のショートプログラム(SP)で、まさかの7位に沈んだ羽生だったが、2日目のフリーではただ1人、200点超で首位に立った。「SPへの苦手意識が出始めている」と今後への課題を口にしたものの、世界王者としての貫禄を示した。

 

 今季はSPでミスが続いていることに、杉田氏は「一つのミスが得点に大きく響くSPで重圧がかかるのは他の選手も同じ」と大きな問題はないという。

 

 来季に向け、最も重要なのはコンディショニングとし「今の選手は試合が終わっても、CM撮影やイベントで休む時間がない。しっかり体をベストの状態に戻して新しい技術の習得やプログラムづくりに入ってほしい」とした。

 

 一方、ライバルに目を向けると、杉田氏は「脅威になる可能性がある」と世界選手権7位の伏兵ジェーソン・ブラウン(22=米国)の名前を挙げた。4回転ジャンプはトーループのみ。今大会では4回転を跳ばずにSP、合計の自己ベストをマークした。ジャンプ以外で確実に得点を稼げる選手とあって「五輪に向けて4回転をあと1種類、あるいは2種類マスターすれば、確実に上位に食い込んでくる」(杉田氏)というわけだ。

 

 将来は「日本で英語を教えたい」と日本語を勉強中のブラウンは「4回転なしでこの点数が出ているので…」と4回転習得にもやる気十分。羽生の前に立ちはだかるのは、親日家のこの男かもしれない。