フィギュアスケートの元世界女王・浅田真央(26=中京大)が12日、都内のホテルで引退会見を開いた。400人を超える報道陣からは質問が殺到したが、最後は「あと1問」が3回も繰り返される珍事が発生した。

 時間の都合で最後の質問になった時、司会から「最後に本人を送り出せるような質問をしていただける方」と報道陣に要請があった。

 すると、質問は「結婚のご予定は?」。真央もやや驚きつつ、短く返すことしかできなかった。そこで司会は再び追加の質問を歓迎。しかし、ここでも台湾の記者から卓球の福原愛(28=ANA)に絡めた結婚に対する質問が飛んだため“再延長”となった。最後は真央の今後に対する質問で、会見はうまくまとまって終わった。

 司会を務めたのは、真央が所属するマネジメント会社IMGの坂井秀行バイスプレジデント。坂井氏は2年前のザ・アイスでも一緒に登壇しており、真央とは気心が知れた仲だ。また、同じIMG所属の男子テニスの錦織圭(27=日清食品)が2014年全米オープンで準優勝した際の会見でも司会を務めており、手慣れた様子で真央の門出をアシストした。