【韓国・江陵17日発】フィギュアスケートの四大陸選手権・男子ショートプログラム(SP)で、冒頭の4回転フリップなど、3つのジャンプをすべて成功させた宇野昌磨(19=中京大)が自己ベストの100.28点で史上4人目のSP100点超えを果たした。

 昨年末の全日本選手権で初優勝。その後は「ジャンプを中心に練習してきた。その成果が出たと思う」。一方で「ジャンプに集中し過ぎて、満足いく滑りはできなかった」とステップなどを課題に挙げた。着氷時にバランスを崩しながらも踏ん張った場面もあり「ジャンプも素晴らしいものではなかった。まだまだできると思います」と力を出し切った実感はない。

 それでも、今季はSPで苦戦してきただけに「良くない演技が続いていたので、ホッとしました」。優勝した昨年12月の全日本では羽生がインフルエンザで欠場。今回は直接対決でタイトルとともに日本人ナンバーワンの座を狙う。