【フィギュアスケート・全日本選手権】24日に行われた男子フリーでは、SP2位の宇野昌磨(19=中京大)が192・36点をマークし、合計280・41点で全日本選手権初優勝を果たした。

「前半はすべてのジャンプで軸が外れてしまった」と着氷が乱れ、連続ジャンプを入れられなかったが、後半で挽回。グランプリ(GP)ファイナル以降、通常、試合では跳ばない組み合わせの連続ジャンプを練習に取り入れ「成果が出た」と涙を見せた。

 女子Vの宮原とともに世界選手権、四大陸選手権、アジア大会の3大会すべての代表に選出。日本王者として世界の舞台に挑む。

 25日にはリンク上で「昨シーズン(フリーで失速して)涙で終わった世界選手権を笑顔で終われるように頑張りたい」と抱負を語った。

 インフルエンザで今大会を欠場した羽生結弦(22=ANA)は、世界選手権、四大陸選手権に出場する。