真央GPシリーズ自己ワースト 年末「全日本」もダメなら…

2016年11月14日 16時30分

演技中の真央の表情はどこか苦しげだった(ロイター)

【フランス・パリ12日(日本時間13日)発】1か月半で間に合うか。フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦フランス杯、女子ショートプログラム(SP)8位と出遅れた浅田真央(26=中京大)はフリーでまたも精彩を欠き100.10点。合計161.39点で9位となり、GPシリーズ自己ワーストの成績に終わった。

 

 初戦のスケート・アメリカでは6位。奮起を誓った今大会でさらに順位を落とした。3回転ジャンプのほとんどが決まらず2回転になるなど、絶不調。左ヒザ痛で満足な練習を積めていないことが影響したとしても、さすがの真央も「自信がすべて失われた」と悲壮感でいっぱいだ。

 

 これでGPファイナル(12月、フランス)出場は果たせず、次戦は世界選手権(来年3~4月、フィンランド)予選を兼ねる年末の全日本選手権(大阪)になる。全日本で上位に食い込めなければ、世界選手権や2018年平昌五輪と同じ会場で開かれる四大陸選手権、冬季アジア大会(札幌)といったビッグイベントも若手にさらわれ、事実上の今季終了となってしまう。

 

 フィギュア解説者の杉田秀男氏(81)は「(左ヒザの負傷など)体調不良がすべての原因。もともと技術、滑りのレベルは高い選手。万全になれば滑りも良くなるし大丈夫ですよ」と見ている。左ヒザさえ回復すれば再び元気のいい真央が見られるようだが、1か月半は長いようで短い。

 

「この悔しさが全日本へつながるバネになればいい。自分の意志をしっかり持って、やるしかないと思う」と真央は前を向いた。焦る気持ちと闘いつつ、万全の体調を取り戻すことが最大の課題になる。