<フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第6戦「NHK杯」(長野・ビッグハット)>ファイナルを含むGPシリーズの連勝が「8」で止まり、3位に終わった浅田真央(25=中京大)は「停止した気持ちはここに置いて、リフレッシュして頑張りたい」と「GPファイナル」での巻き返しを誓った。

 羽生とは違った意味で前夜は寝られず「マイナスのことも、プラスのことも、いろいろ考えた結果、考えるのはやめました」。今後はジャンプの精度を上げることに集中していくという。

 SP、フリーともミスが出たが「練習ではできるところまで来ているけど、確実性が不十分だった」。佐藤信夫コーチ(73)からフリーの後「単発では質のいいジャンプが跳べている。あとは曲を入れたなかでの確率を上げればいい」と言われたことを明かした。

 今回は結果が出なかったものの、復帰してまだ3戦、GPシリーズは2戦を終えただけ。「目指してきたものができず申し訳ないけど、もう終わったこと。次は新たな気持ちで新しい自分をお見せしたい」と前向きに先を見据えている。